皆さんは、ペンキ(塗料)の色の名前を呼ぶ時、どの様に呼びますか?
グレー、オレンジ、クリーム、グリーン・・・・。
でも、人それぞれ頭に描く色は違うでしょうから、他人にはうまく伝わらず誤解を招く場合もあります。塗装の世界では、こんな時、誤解を招かない様に数字とアルファベットを使って色名を限定して表す方法があります。
これからその中でも一般的なものを2点説明します。
(社)日本塗料工業会が、塗装によく使われている色を選び、塗料・塗装及び関連業界の標準色見本として2年毎に発行している色見本帳にのっている番号です。約350色が提示されています。
BN-75、B12-60X、B22-80L、B49-40T、どんな色でしょう?
ちなみにこれらは、グレー、オレンジ、クリーム、グリーン系の色を限定して表しています。
マンセル値は、色相 明度/彩度(HV/C)で表示され、色の表現には便利な値です。
ちなみに、先ほどの日塗工番号をマンセル値で表すと、BN-75は、N-7.5、B12-60Xは2.5YR6/14、
B22-80Lは、2.5YB/6、B49-40Tは10G4/10となります。(参考値)
このマンセル値を調べるには、特別な色の表や、機械を用いたりする為、複雑な値の場合、誤解を招くこともあります。まず色見本があり、それを数値で表現するものと考えたほうが良いでしょう。