中塗りと上塗りは同じ塗料(原料・色)を使用します。
上塗り2回とも呼びます。
この上塗り工程により、下地材を保護し、着色効果で、美観的にも美しく仕上げることができます。
尚、外壁塗装や屋根塗装における塗料は石油化学合成により開発された合成樹脂塗料で、その主成分である。
合成樹脂の種類により耐久性が決定され、右記のように、分類することができます。
また、合成樹脂塗料は、希釈材により水性系と溶剤系に、分類され、さらに溶剤型は一液型と二液型に分類する
ことができます。
水性塗料は、厚膜でやわらかい塗膜を形成するのに対し、溶剤系塗料は薄膜で硬い塗膜を形成することから、水性は下地に対し柔軟に追従することが長所となりますが、汚れが付着しやすいという欠点があります。
一方、溶剤系は、水性と比べると汚れも付き難く総合的には耐久性も高いと言えますが、下地の動きに対し
追従できず、クラック(ひび割れ)が入りやすいという欠点があります。
そして、作業における臭気の問題もあり、住宅地などでは、近隣のご理解も必要な場合がありますし、
マクロ的な視点から見ますと、地球温暖化など環境問題の視点からは優れた製品とは言い切れません。