外壁がサイディングの場合、もっとも重要となる下地処理が目地(つなぎ目)と
窓周りの「シーリング処理」になります。
このシーリング材の寿命は、日当たりの程度(紫外線が当たる)等の状況により
異なりますが、ほぼ10年程度と言われております。
そして、このサイディング壁のメンテナンス時におけるシーリング処理には、
「打ち増し」と「打ち替え」の2つの方法があり、それぞれの工法は以下のように
分けることができます。
●比較的新しい部分や、弾力性が残っていて「打ち増し」を行っても適正な
シーリングの厚みが確保できる場合には既存のシーリング材の上から新しい
シーリング材を打つ「打ち増し工法」
●劣化が進み弾力性が残っていない場合や、増し打ちによって厚みが確保でき
ない場合は、既存のシーリング材を撤去し新しいシーリング材に打ち替える
「打ち替え工法」
尚、シーリング材の「厚み」が確保できるか否かによって工法が別れるのは、
シーリング材は「厚み」が確保できてはじめて、その機能(耐久性)を発揮する
ためです。
亀裂及び硬化症状がみられる既存シーリングを “打ち替え工法” により補修する工程をご紹介いたします。